美女考察

お手本にするのも恐れ多い古今東西の美女について、語ってみましたよ。
大竹しのぶさま

なんなんでしょうね!
あの、可愛らしさは!
と、いつもテレビを拝見していて思います。
もう、その魅力にノックアウト。
彼女は、「意中の人をからかうのが上手」とどこかで誰かが言ってるのを、何かで見たことがあります。
みんなの前で、
「ああ、OOさん、そうなんだー。そうやって酷いことするんだ〜」
と、あの口調でやられたら、どんな男性もイチコロとか。
私でもイチコロでしょう。
どれだけ仕事で実績があっても、尊大ぶらない、威圧しない、可愛らしい雰囲気を保っている彼女。
しかも、仕事は並大抵の出来ではない。
男っぽいところを多分に持ち合わせながら、あんな少女みたいな雰囲気を醸せるってことで。
年齢を重ねた女性、の1つの姿としてお手本にしたいお方であります。

(2005/03/06)
向田邦子さま

品のあるお顔立ちと、すっきりとして静謐で硬質な文章の書き手。
亡くなるまで、その愛らしさで周囲の人たちに愛されたそうなのですが、その愛され方が半端じゃないの。
名だたる文豪ともいえるべき人たちが、彼女について記すとき、そこにはすごく愛が溢れまくっている。
「触れもせで」BY久世光彦氏
という彼女へのラブレターが一冊の本にまとまるくらい、愛された女性なのです。すんごいです。そのラブレターのラブは、友愛に近いもののようなのですが。
そんな彼女は、冬のさなかであっても平気で裸足で過ごし、
そしてびっくりすることに、常に真っ赤なペディキュアが施されていたそうです。
あの硬質な美貌と、はっとするくらい鮮やかな赤のペディキュア。
このエピソードで、私は、惚れました。

(2004/09/10)
ポンパドゥール夫人さま

ルイ15世の愛人であったポンパドゥール夫人。
美貌の上に、素晴らしいマナーを身につけ、教養もどんどん自分に追加して、とうとう王の参謀というよりも、王室を仕切ってしまうほどの才覚を発揮した美女。
スケールが違うよ、スケールがっ!
という進化型の美女ですね。
まだ小説は読んだことないんですが、
この頃の肖像画ってその人の人となりを暗に示すアイテムが背景になってるそう。
美しいものを愛し、自分の教養を磨き続けた彼女の肖像画は、美しい花とたくさんの書物(それも難しそうなヤツばっかり。笑)に囲まれていたりする。
前髪をふんわりまとめるのは「ポンパドゥール」でしょ。その由来にもなった女性。
美しいものを愛して、流行の発信源になった、ということがこのことでもわかると思います。
彼女に敬意を払ってポンパドゥール。

(2004/09/10)
カーラ・ブルーニさま

かつて日記に書いたことがあります。
かつてスーパーモデルブームだった頃に、クラウディアとかリンダとかの陰に隠れながらも、かなり私の心を刺激したのがこのお方。
ノーブルな顔立ちに愛嬌たっぷりのバックステージスナップが魅力的でした。
もともと貴族のお嬢様で、パパラッチされる他のモデルたちとちょっと違っていたのが、
「ヒトツのものを使い倒す」
という姿勢。
歩く広告塔のように新作を身につける人とは違って、彼女のローファーやキャメル色のコートや、バックは毎年同じものが使いまわしされていた。だから派手さがなかったんだろうな。スナップは他のモデルに比べるとすごく少なかったんだけど。
あと、どんな写真でも常に笑顔とカメラ目線を送るその心意気が好きでした。
この人を見ると、
「やっぱり女は愛嬌だよな!」
と思っちゃう。
貴族出身だからこそ、の元から身についていたマナーという名の思いやりなのでしょうか。
仏頂面で「私はあなたたちと違うのよ」とわざわざ主張する必要がなかったとか。
あるいは、本当に思いやりに溢れた、人と向き合うことの大切さを知っている女性だったか。
どっちにしても、その全てのカメラにスマイルを作る(たまにおどけたポーズつき)彼女の心意気に、物凄いLOVEを感じる。
愛嬌だけで突っ走るとおばちゃん一直線なんだけど、
美と共に、愛嬌。
鬼に金棒なんではないでしょうか。

(2004/06/03)
鈴木 京香さま

美!
ですねー。
今NHK大河ドラマ「新選組!」でとんでもない悪女を演じていらっしゃいます。これがまあた嫌な女でさ。
嫌な女なのに、立ち居ぶるまいが匂って来るほどに艶っぽい。
これは、男なら見惚れて夢中になるのも仕方ない、まさに猫科の女です。
もうすぐ殺されることになるんですが(しっかり歴史に刻まれてるのでネタばれご容赦くださいねー)どうなるのか展開が見逃せません。
実際にはどのような方なのか、かなり謎のベールに包まれている上に、演技が上手すぎて、野暮ったい女性を演じるときは、本当に野暮ったいしつかみ所がありませんね。
でも、これは本当に優れた女優さんだということなんでしょうね。
林真理子さんの「美女入門PART2」でジル・サンダーで1人でお買い物をする京香さんはやっぱりすごく綺麗で、面識のない林さんに会釈をしてお帰りになった、とありました。
やっぱ、なんていうんですか、美女って集っちゃダメなんですね。関係ないけど。
1人でお買い物をして、ちゃんと礼儀正しく会釈をなさった、という距離感も良いですね。

(2004/05/17)
山咲 千里さま

美女やろ!美女!とガラが悪くなりそうなくらい、この方は私にとって美女です。
一番初め、「キレイの魔術」という本がOLのバイブルとなってます!
というニュースで知りました。それ以前の活躍については全然知らず、その本が私の千里さんを知る初めてのきっかけでした。
この本を読んだとき、
「こうやって考えて、こうやって行動すれば、美女になれるんだ!!」
と激しく妄想したのは、ええ、私だけではないはずです。仲間、いーっぱいいるはずです。
だって、「心がけ」などがメインだったんですから。
千里さんは、あの美貌の上で、さらに自分を洗練させる努力を行っており、本で語られているのは天賦の才(美貌)の方ではなく、努力するお姿の方だったんですよね。だから、思わず勘違いしそうになっちまったんですけど、(笑)でも、やっぱりすごいのはあの美貌で、さらに努力をして勝ち得たものが、彼女にはたーっぷりあるということが凄いです。
バブリーな「キレイの魔術」時代を超え、最近では飾り気のない、ナチュラル志向とも言える、陳腐な言い回しですが、「肩の力の抜けた」生活を私たちに示してくださっております。
素晴らしいです。先の先行ってますね。

「美女とは、見た目だけでなく中身を研磨し色々な美に通じたエキスパートのことである」
と彼女から学んだ私。
実践は、そうそう、これからです。って、遅いよ!!


(2004/05/10)
君島十和子さま

たくさんのバッシングを受けて尚、子供を二人もうけて尚、相変わらず綺麗な雰囲気を纏っていらっしゃる十和子さま。
この方を見ていると、子供を持つことも怖くなくなりますね。
やっぱり生活の質も、美容にかける情熱も私みたいな女とは全然違う世界の方なんですけど、だから雑誌などで紹介しているベストコスメで私に買えるのは「ファバーヴィッグ」(¥1500)くらいなんですけど、
私みたいな下々のモノが、一体彼女の何が好きなのかというと、
それはやっぱり「打たれ強さ」に尽きます。
どんだけバッシングされても、整形とか言われても(顔で商売してない人でも最近してるのにね)、なんでも、全てをさらーっと流しているあの風情です。
著書「インサイド・ビューティ」で語られていた騒動の頃のストレスは、物凄いものでした。
あれだけのことをされて、しかし自分で現実を受け入れ、冷却期間を置いてから静かに語る、というその手法。
私みたいな下々のOLも、これなら応用できそうです。
というか、スマートで格好いいです。
だから、十和子さん、好き。

(2004/05/10)
美輪 明宏さま

美女、としていいのかどうか謎ですが、とにかく美しいです。
大迫力の美しさ。
ゴージャス&セクシー。
一度超至近距離でお姿を拝見したんですが、還暦超えてるようにはとてもじゃないけど見えません。
親友T子と、「いつかは彼のようになりたいものだ!」と語り合ったのは去年の話。
全てに美意識が貫かれているなあ、と思わずにはいられない。
一度テレビで、彼が華道家仮屋崎省吾氏に宛てた手紙を見たんですけど、
その筆の麗しさに、ため息をつきました。
たまにインタビュー等で拝見する彼のお家の麗しさも素晴らしいです。
口ばっかではない、美意識の深さにもうお手上げ。
自分を磨き、たくさんの美に触れて、彼のようになれる日が来るのでしょうか、乞うご期待!(というか自分が期待)
「ああ正負の法則」という本の表紙裏についている著者紹介の写真、鼻血級の美しさです。必見。

(2004/05/10)
グレース・ケリーさま

私は、彼女の映画作品は「ダイヤルM」くらいしか観てないので、それ以外はシンデレラストーリーとゴシップくらいしか知らないのですが、
あんな完璧な美貌でありながら、娘時代、姉妹と比べられてコンプレックスのカタマリだった、というお話は、なんだか身につまされます。
あれだけの美貌でも、比較される環境にあると、心が傷つくのだなあ、と。
やっぱり比較ではなく、主観で物事を考えるのが幸せの第一歩なのでは、とこのエピソードで思わずにはいられません。

愛用のブランドバックに自分の名前を付けられるなんて、女冥利に尽きるエピソードですね。(バーキンは自分で発注したからね)
しかも、それが滅多と買えないクラス感があるってところがすんばらしいですね。
ヒッチコックは完璧な美貌の女優をたくさんのサスペンス物に起用していて、なかでもグレース・ケリーは一番のお気に入りだったそうですが、
完璧な美貌が恐怖に歪む様、これがとにかく好きだったんだろうなあ、と。サドっけがあったんでしょうね。
話が激しく逸れたところで終了。

(2004/05/10)
マリリン・モンローさま

とにかく好きで好きで大好き。
甘い砂糖菓子のような外見と、鈴のような声。
ふわふわした柔らかい可愛い生き物、が私にとってのマリリンです。
「お金になんて興味がないわ。私はただ、素晴らしくなりたいの」
という彼女の名言はかつて日記にUPしたことがあります。
頭が足りない、というイメージが先行していますが、彼女はかなりの読書家でヒマがあれば本を読んでいたそうです。
実際プライベート・フォトでも、本を読んでいる写真がかなりの数を占めています。
当時「エクササイズ」というのが一般的ではなかったそうですが、彼女はストレッチやダンベルなどをいち早く取り入れていた、というエピソードも、美貌を維持するためにいろんな知識を仕入れていた努力家の一面をあらわしています。
「夜寝るときに身につけているのは?」「シャネルの5番よ」
はすんごく有名なお話ですが、
これって、自分のポジションを分析しており、瞬時に一番の答えを弾き出すウィットに富んだ脳がなければ出来ない返答だと思いませんか。
私は「なんとか大」を卒業したとか入学した、という頭の良さは屁とも思いませんが、(テストの点と人格の良さは比例しないと思っちゃうんですよね。もちろん私の頭も良くない上に人格も難有)
こういう頭のいい人は大好きです。

私はセクシー・ショットよりも彼女がおどけてポーズを取る初期の頃の写真が一番好きです。
私にとってのミューズです。
一度だけ、
「雰囲気似てるよなあ」
と会社の先輩が言ってくれたことがあるんですが、うっふーん、ってことなんでしょうか。
確かめないまま先輩が転職してしまったのが残念。
(2004/05/17)

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